保育士から学童保育士(放課後児童指導員)の転職する方法

現在保育園で保育士として、幼稚園で幼稚園教諭として働いている方の中には、保育する対象をもう少し年齢の高い小学生に変えて学童保育に携わりたいという方もいらっしゃると思います。

 

共働き家庭の小学生が放課後過ごす場所の学童(自動放課後クラブ)。

 

 

保育園や幼稚園(こども園)に比べると、学童(放課後児童クラブ)の数が少なく学童保育士不足が叫ばれています。

 

保育園の保育士不足も問題ですが、その先の小学生の放課後を保育する指導員も不足しているんですね。

 

保育士の資格を生かせる新たな働き方でもある学童保育指導員。

 

学童保育に携わりたい、転職したいという方向けの転職方法についてご紹介します。

 

学童保育士(学童保育指導員)ってどんな仕事?

子どもたちから「学童の先生」と呼ばれることが多い学童保育士の正式名は学童保育指導員です。

 

学童保育指導員の仕事は、保護者が学童に迎えに来るまでの時間を子供たちと一緒に過ごすことが主な仕事です。

 

学童指導員として育児支援に携わる学年は、小学1年〜3年生の低学年が主な対象年齢です。

 

 

学童の中には6年生まで受け入れている所もありますが、低学年を優先している所が多く、小学4年の壁とも呼ばれるように4年生以降はお家で留守番・習い事をさせるご家庭がほとんどのようです。

 

子どもにとって学童は安心して過ごせる場所、宿題をする場所、遊べる場所です。

 

それを提供するために、学童保育士は働き、子どもたちから信頼され頼られる大切な存在です。

 

学童の子供たちの育成支援には、次のような内容が求めらます。

  • 自ら進んで通い続けられるように援助
  • 出欠席と心身の状態を把握して、適切に援助
  • 子どもが見通しを持って主体的に過ごせるようにサポート
  • 子どもが基本的な生活習慣を習得できるようにサポート
  • 子どもの発達段階に応じた主体的な遊びや生活ができるようサポート
  • 自分の気持ちや意見を表現できるようにサポート
  • おやつを適切に提供する
  • 安全に安心して過ごすことができる環境整備と緊急時の適切な対応をする
  • 家庭と連携をする

 

上記を踏まえて、子供一人一人の個性を尊重し、発達段階に応じて、成長をサポートしていくのも学童保育士の大事な仕事です。

 

一緒に遊ぶ・話す・教える・支えるなど子供たちとの関わりが、子どもの育成支援につながります。

 

共働き保護者の子育てと仕事の両立をサポートするために、保護者との連携も大切です。

 

 

学童保育指導員に転職するために必要な資格は?

学童指導員とも呼ばれる学童保育士に転職するために必要な資格は、以前はありませんでした。

 

2015年4月より、新設された「放課後児童指導員」資格保有者を各学童に2名上配置することが義務付けられました。

 

より安全に子どもたちが過ごせるよう整えられてきていますが、2名以上の放課後児童指導員の配置が難しく、2018年に放課後児童指導員の基準を緩和する傾向がみられています。

 

国が定めた基準を踏まえ、自治体によって条件が異なる場合があります。

 

参考サイト:内閣府全国学童保育連絡協議会提出資料

 

放課後児童指導員以外の学童保育士については、特に資格は必要ではありません。

 

ですが、保育士の資格は学童保育士に転職する際、有利になりますし、実際に働く場合にも今までの穗医師としての経験を生かせることは間違いないでしょう。

 

放課後児童指導員とは?

学童保育指導員と放課後児童支援員の違いは、

 

学童指導員とは、放課後の学童施設で児童の保育を行う職員のことを指します。

 

共働き家庭が増加し学童施設のニーズが高まったのに対し、日本政府は2015年に新たに「放課後児童支援員」という資格を設立しました。

 

それまでは学童施設で働くために資格は必要ありませんでしたが、学童保育の質の向上が求められ新たにこの資格が作られました。

 

 

放課後児童支援員と学童保育指導員の違い

放課後児童支援員と学童保育指導員の違いは、仕事内容では特にありません。

 

放課後児童支援員は、学童に勤務する人の中で資格を持っている人のこと。

 

学童指導員は、放課後児童支援員の資格を持っていない人のこと。

 

放課後児童支援員の資格があることで、給与などの待遇面に差がでることが多いようです。

 

放課後児童支援員 資格

所定の条件を満たして、「放課後児童支援員都道府県認定資格研修」を受けることで、「放課後児童支援員」の資格が与えられます。

 

放課後児童支援員の資格条件

保育士の資格をお持ちの方
社会福祉士の資格をお持ちの方
高卒以上の学歴をお持ちの方(もしくは高卒相当と認められる学歴をお持ちの方)で、かつ二年以上児童福祉事業に従事した方
幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の教員資格をお持ちの方
大学もしくは大学院で、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学を専修する学科・研究科、またはこれらに相当する課程を修めて卒業した方(外国の大学でも可)
大学にて上記の学科で単位を修得したことにより、大学院への入学が認められた方
高卒以上の学歴をお持ちの方で、かつ、二年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事し、市町村長が適当と認めた方
放課後児童支援員とは
放課後児童支援員になるには
学童保育は子育てにも役立つ資格

学童保育に転職したい方は、あらかじめ放課後児童支援員の資格取得をすることをおすすめします。

 

放課後児童支援員の研修内容とは

放課後児童支援員の研修内容は、6つのカリキュラムがあります。

 

授業の必要に応じて演習を受けることもあります。

 

以下が研修の各項目・科目と時間数の一覧です。

1.放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の理解 【4.5時間(90分×3)】
@ 放課後児童健全育成事業の目的及び制度内容
A 放課後児童健全育成事業の一般原則と権利擁護
B 子ども家庭福祉施策と放課後児童クラブ

 

2.子どもを理解するための基礎知識 【6.0時間(90分×4)】
C 子どもの発達理解
D 児童期(6歳〜12歳)の生活と発達
E 障害のある子どもの理解
F 特に配慮を必要とする子どもの理解

 

3.放課後児童クラブにおける子どもの育成支援 【4.5時間(90分×3)】
G 放課後児童クラブに通う子どもの育成支援
H 子どもの遊びの理解と支援
I 障害のある子どもの育成支援

 

4.放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力 【3時間(90分×2)】
J 保護者との連携・協力と相談支援
K 学校・地域との連携

 

5.放課後児童クラブにおける安全・安心への対応 【3時間(90分×2)】
L 子どもの基本的な生活面における対応
M 安全対策・緊急時対応

 

6.放課後児童支援員として求められる役割・機能 【3時間(90分×2)】
N 放課後児童支援員の仕事内容
O 放課後児童クラブの運営管理と職場倫理

 

◆参考:厚生労働省「放課後児童支援員に係る都道府県認定研修ガイド」

なお、保育士資格を持っている方は、一部カリキュラムの受講が免除になることも。

 

学童保育・放課後児童支援員求人の探し方

学童保育指導員として、放課後児童支援員として学童で働きたい、転職したい場合、保育士専門の転職サイトを利用して求人を探すのがおすすめです。

 

学童保育にも詳しく、保育士資格を生かす仕事内容の求人が豊富にあります。

 

保育士専門の転職サイトだからこそのメリットがあなたの転職を成功へと導きます。

 

学童保育指導員の給与

学童保育指導員・放課後児童支援員の給与の違いは特にありません。

 

ですが、採用の時点で放課後児童支援員の資格保有者が不足しているため、採用されやすい傾向にあります。

 

給与に関しては、全国学童保育連絡協議会が2014年に行った調査によると、週5日以上勤務する指導員の中で、年収150万円未満の人は46.2%、150万円以上300万円未満の人は31.3%、300万円以上の人は5.4%というデータがあります。

 

年齢や経験実績、施設が民間運営・公営によって給与は異なってきますが、月収19万円前後が給与平均です。

 

正規雇用の場合は、保育士とほぼ同じお給料がもらえることになります。

 

保育園で保育士として働く仕事量や大変さを考えると、学童保育士の方がワークライフバランスがとりやすいと思います。

 

・非正規雇用の場合
学童保育士では、バイトやパートとして働く方もたくさんいらっしゃいます。

 

学童でバイトをする場合は、時給計算なので、1,000円前後の時給が多いようです。